OSHOのほとり

OSHOのことばを分かち合う

何ひとつ切り捨てなくていい

タントラの受容はトータルだ あなたを分割したりしない だって 自分と有機的にひとつであるその一部分を どうして壊滅させることなんかできる? それは あなたがつくり出したものじゃないんだよ それは ただそこに置いてあっただけなのだ そこには怒りもある…

無条件の「イエス」

「ノー」が境界線をつくり出すのだ 「ノー」こそがあなたを取り囲む国境線だ 自分が「ノー」と言うとき よく見てごらん あっという間に何かが閉じる 「イエス」と言うときには必ず あなたの実存は開くものだ この受容は あたりまえの受容とは違う 普通 人が…

人を変えようとなんかしないこと

手を貸せるのは<明けた>人だけだ その救いは 自然に流れ出す それは ちょうど花が咲き 風が その香りをのせて 地の果てまでまき散らすようなものだ それは とても繊細で 婉曲だ 決して 人を直接打ったりしない 本当のマスターというものは 決して直接的に …

生の裏道

生の裏道をさまようことによって 彼の目は慣れてくる そして 彼は 暗やみの中でさえ 光を見はじめるのだ もっとも暗い夜 そこに隠された昼を見られるほどに 暗やみに目が慣らされるとき もっとも暗い夜にさえ 朝を見ることができるとき 美しさはあるものだ …

両方で在りなさい

ヒマラヤの山中で 静寂を求め それに対立するものを避けながら 生きていたら 死んだようになってしまう 確実に鈍くなるーー 沈黙することを選べば選ぶほど ますます鈍重になっていく なぜなら <生>には対極が必要だからだ 対極の挑戦が必要だからだ あなた…

魂の帰還

なぜ この世界などというものが存在しているのか なぜ<彼>は 我々をカルマと過ちの世界に放り込むのか <彼>は 単純に我々を救ってくれてもよさそうなのに どうしてなのか? 無理な話だ そんなことをしたら あなたは 浅はかな薄っぺらなものになってしま…

もしあなたが開花を願うなら…

ニーチェは言っている もし樹が天に届こうとすれば その根は まったくの地獄まで達する必要がある と 彼は正しい もし あなたが 空に向かって本当に開花を願うなら あなたの根は 地にもぐり もっとも深い地獄まで達する必要がある さまよい歩き 道を誤ったこ…

賢者とは地獄にも落ちた者

賢者とは 生のあらゆる罪を生き抜いた者のことだ 何ものも否定しなかった者 何ものも罪などと呼ばなかった者 どんなことであれ 起こったことを ただ一心に受け容れてきた者 それが起こるのを許してきた者 あらゆる波とともに動いてきた者 漂ってきた者 道を…

行為と行動3リラックス

もうひとつ 別の次元のエネルギーがある それは 動機づけされざるお祝い という次元だ その目的地は <いま>と<ここ>だ どこか ほかの場所じゃない 実際には あなたが目的地なのだ この瞬間よりほかに どんな完成もない 到達されるべき何ものもない あな…

行為と行動2

もっと もっと <行動>を落としてゆきなさい しかし どうやって? あなたは 落とすというそのこと自体を ひとつの強迫観念にしてしまうこともできる 冥想 ヨーガ あれやこれやーー いまや それもまた<行動>だ 醒めていなさい <行為>と<行動>の違いを …

行為と行動1

<行為>はビューティフルだ 自然な感応としてやってくる <行為>は 現瞬間を通してやってくる おなかがすいたらーー 食べ物を求めるだろう のどがかわいたらーー 井戸に行く 眠気を感じたら 眠る ビューティフル! あなたは トータルな状況の中から 行為す…

あなただけが本物

あらゆる体験というものはすべてイマジネーションだ 私の言っているのは あらゆる体験だよ 無条件にーー ただ 体験者だけが本物なのだ 信頼しなさい さまざまなメタファーに耳を傾けもしなさい ただし覚えておくことーー それらはあくまでもメタファーだ 信…

熟していない自我は落ちない

たいへん逆説的に思えるかもしれない が これは真実だ エゴを失うことができるためには まず それを獲得しなければならない 熟した果実だけが 大地に落ちることができる わたしの教えは矛盾してみえるだろう だが これは<生>の上では真実なのだ 矛盾は生命…

あなたの内なる空

空のように ありつづけること 何が来ようと 何が起ころうと 染まらずにーー あなたは 自分が染まっていると考えたとしても それは ただの考えにすぎない なぜなら あなたの内なる空は 決して どんなものにもなりはしないのだから 春がくる 花が咲き 落ちてゆ…

目的地などない

あなたは すべてを受けいれる “ ゆったりと自然 ” になるのだ あなたは ただ 存在とともに 漂いはじめる どこへ行くでもなく… 目的地などないのだからーー そうすれば あなたは ありとあらゆる瞬間を それが 何をもたらすかにかかわらず 楽しむことができる…

味方もせず 敵対もせず…

いいのだ それは自然なことだ 木々に葉っぱが生い茂るように 心には 思考がやってくる それでいい それは 完璧なまでに あるべき姿だ もし彼らが来なければ それはまたビューティフルだ あなたは ただ公平な監視のままでいればいい 味方もせず 敵対もせず 非…

覚醒の視覚

まず はじめに 空を見つめてごらん 地面に横になって ただ 空を見つめる 試みるべきはただひとつ 何も見ないことだ 最初のうちは 何度も何度も失敗するだろう くり返し くり返し 忘れてしまうことだろう 絶えず心にとめておくことはできない しかしフラスト…

思考が溶ける

世の中には 考えるということから来るのではない 全く異質の実存がある 善でもなく 悪でもない ただ 無思考というひとつの状態ーー あなたは ただ見まもり ただ 意識しながら しかも 考えない ある思考がはいり込んでくるときには 当然 はいり込んでくるだろ…

パターンをつくり出さないこと

社会全体が パターンをつくり出そうとしている あらゆる宗教が パターンをつくり出そうとしている ほんの数人の 大悟の人だけが 真理を語るだけの勇気を持っていた “ ゆ っ た り と 自 然 で あ れ ” これだ 「存在の詩」 バグワン・シュリ・ラジニーシ

瞬間から瞬間へ

瞬間から 瞬間へと 生きるのだ 絶えざる覚醒とともに生きるのだ もしあなたが 自分のまわりにどんな性格づけも持たなかったら あなたは とてもとても醒めている必要がある というのも 一瞬 一瞬 決定がなされなければならないのだから 何の既製品の決定も持…

人格を脱ぎなさい

タントラは言う 「どんな努力もすべからず」と 自分自身と戦わないこと ゆったりと自由でありなさい あなたのまわりに 品性だの道徳だのというワクをつくろうとしないこと 自分自身を調教しすぎないこと さもなければ その訓練そのものが 束縛になってしまう…

努力をしたら愛はない

愛のなかに あなたはいない 相手もまた いはしない もし あなたが努力をしたら 自我が強められてしまう もし あなたが努力をしたら あなたが登場する だからこそ 愛は努力じゃない 愛するための努力をすることなどできはしない もし あなたが努力をしたら そ…

心を持たずに生きる

<ブッダ>というのは 心を持たずに 生きる 人間のことだ 東洋では たとえ 殺生をしても ブッダがカルマを積むことはない と言われている 単純なことだ 何をしていようと ブッダは その中に どんな心も持ち込まずにやっているのだ 彼は自然発生的だ それは<…

あなたの本性

こころは 一個の実在として存在しはしない これがまずひとつ ただ思考が存在するだけだ ふたつめは その思考というものが あなたと離れて存在するということ それは あなたの本性とひとつであるのじゃない 彼らは行き来する が あなたは とどまる あなたは …

平和なこころなどない

平和なこころなんていうものは ありはしないのだよ そんなものは 聞いたことがない こころは 決して平和にはならない <無心>は 平和そのものだ こころ自体は 決して平和でも 静かでもあり得ない こころは まさに その本性からして 緊張と混乱なのだ 平和は…

からっぽで自由で自然に

解脱とは あなたが 完璧に自然であること に ほかならない ただ あたな自身であることにすぎないのだ どうすればいいのか? 見せかけを落としなさい 偽善を落としなさい 自分の 自然のまわりに 培ってきた あらゆるものを落としなさい 自然になるのだ はじめ…

海は遠くない

ゆったりと 自由であれ あらゆる状況にあって 楽々と 水のように 流れられるように あるとき あなたは 南に行かなくてはならず また あるときは 北へ向かわなくてはならないだろう あなたは 方向を変えなくてはなるまい あなたは 流れなくてはなるまい しか…

中空の竹

内側が 完全に中空になった 一本の竹 休むときに ちょっと自分が 一本の竹であるかのように感じてごらん 内側の 完全にからっぽになった竹だ 事実そうなのだよ あなたのからだは ちょうど竹みたいなものだ 内側には 中空のスペースがある あなたが 完全に口…

心を空にする

心を空にするのには どうしたらいい? 思考がやってくるのを あなたは見まもるのだ それも ひとつ用心して見まもること 受動的でなくてはいけない 能動的でなくね ん? ここのところは微妙なメカニズムだよ 見まもること 能動的でなく 受け身で見まもること …

口を閉じて見まもる

思考は 行ったり来たりに 忙しい それは 行き来にまかせなさい 彼らは あなたの関わるところじゃない あなたは ただ見まもるだけでいい ただし 口を閉じることは とても役にたつ 夜のしじまが降りるように あなたの上に降りてくる 別の種類の沈黙がある それ…