OSHOのほとり

OSHOのことばを分かち合う

人を変えようとなんかしないこと

手を貸せるのは<明けた>人だけだ

その救いは 自然に流れ出す

それは ちょうど花が咲き

風が その香りをのせて

地の果てまでまき散らすようなものだ

 

それは とても繊細で 婉曲だ

 

決して 人を直接打ったりしない

 

本当のマスターというものは

決して直接的に 人を変えようとなんかしない

彼は かすかな芳香のようなものだ

もし あなたが 開いていれば…

ほんのかすかな香りが あなたの中にはいり込むだろう

もし あなたが 開いていなければ

彼は 扉のところで待つだろう

彼は ノックさえすまい

なぜなら それだって あなたの眠りを妨げかねないからだ

 

あなたの眠りだ

あなたは 自分の好きなだけ眠る全権を持っている

そのあなたを目覚ますなんて

誰の商売でもない

 

わたしは目覚めたかもしれない

わたしは あなたを目覚めさせたいかもしれない

だが それは私事だ

あなたのことじゃない

 

もし あなたが眠り込んでいて

きれいな夢を見ているとしたら

なぜわたしがそれを邪魔することがある?

 

わたしは待とう

わたしは 芳香のようにあなたをつつもう

もし その香りがあなたをとらえ

その香りが あなたを眠りから誘い出すなら

それはいい

 

でも それは 直接的な努力じゃない

ごくごく非直接的なものだ

 

そして いつも覚えておきなさい

なんらかの力になれるのは

ただ 完全に非直接的な人たちだけだ

直接的な援助は 政治家のやることだ

非直接的な助けは 賢者からくる

「存在の詩」 バグワン・シュリ・ラジニーシ