OSHOのほとり

OSHOのことばを分かち合う

無条件の「イエス」

「ノー」が境界線をつくり出すのだ

「ノー」こそがあなたを取り囲む国境線だ

自分が「ノー」と言うとき

よく見てごらん

あっという間に何かが閉じる

「イエス」と言うときには必ず

あなたの実存は開くものだ

 

この受容は あたりまえの受容とは違う

普通 人が状況を受けいれるのは

手も足も出ないと感じるときだ

それは無力な受容だ

 

タントラの受容は その手の受容じゃない

タントラの受容は あふれんばかりの充足から来る

絶望や欲求不満や

手も足も出ない無力さからじゃない

それは「ノー」を言わないとき

突如としてあなたの中に出現するものだ

あなたの全実存が深い安心と化す

そうした受容には 独特の美しさがある

 

いまだかつてなんぴとも

何かに「ノー」を言うことによって神に至ったためしはない

これが タントラのヴィジョンだ

 

闘う必要なんかないのだ

泳ぐことすらも必要じゃない

ただ流れといっしょに漂うのだ

<川>はそれ自身でひとりでに流れている

あらゆるものが必ず究極の大洋に至る

あなたは ただどんな妨害もしないことだ

<川>を推し進めたりすることはない

ただ それといっしょに行けばいいのだ

 

<川>といっしょにくつろぐこと

それがタントラだ

「存在の詩」 バグワン・シュリ・ラジニーシ