OSHOのほとり

OSHOのことばを分かち合う

思考が溶ける

世の中には

考えるということから来るのではない 全く異質の実存がある

善でもなく 悪でもない

ただ 無思考というひとつの状態ーー

あなたは ただ見まもり

ただ 意識しながら

しかも 考えない

 

ある思考がはいり込んでくるときには

当然 はいり込んでくるだろう

思考はあなたのものではないのだからーー

彼らはただ空中を漂っているに過ぎない

我々のまわりには

ひとつの<思考圏>が存在している

まわり中だ

ちょうど空気があるのと同じように

我々のまわりを思考が取り巻いているのだ

そして それはひとりでに 我々の中にはいり込み続けている

それがストップするのは あなたがもっともっと醒めたときだけだ

 

そこには何か鍵がある

もしあなたがもっと覚醒したら

思考はただ消え失せてしまう

溶けてしまうのだ

覚醒というのは 思考よりずっと大きなエネルギーだから

 

 

覚醒は火だ

あなたがもっと醒めたなら

はいって来る思考はどんどんと少なくなる

 

 

まさに覚醒のエネルギーそのものが あなたの砦となる

どんな思考もあなたの中にはいり込めないその状態では

思考はたとえやって来ても あなたを迂回して行ってしまうだろう

それが来るのは はっきりと目に見える

あなたは実際に彼らがやってくるのを目にするだろう

すると

彼らはあなたのそばまで着く前にくるっと向きを変えてしまう

そうなれば あなたはどこにだって行ける

そうなれば

たとえ地獄のまっただ中に踏み込もうと

何ものも あなたを侵すことはできない

これが 我々のいう<悟り>だ

「存在の詩」 バグワン・シュリ・ラジニーシ