OSHOのほとり

OSHOのことばを分かち合う

中心を持つ

狂人がピアノを弾くとしよう

音は同じなのだ

ただ 狂人が弾いている

そこには中心がない

あらゆる音が分離し 独立してしまう

それは 音の雑沓だ

メロディーじゃない

 

それを ミュージシャンが

同じピアノを同じ10本の指で弾くとなると

そこに錬金術的変化が訪れる

同じ音階がひとつの有機的統一のもとに結び合わされているのだ

そこには 中心がある

もうそれは雑沓じゃない

いま それはひとつのファミリーだ

微妙な愛がそれをひとつに結びつける

いまそれは ひとつだ

そして それがすべての鍵なのだ

さまざまな音を 愛の現象へといざなって

それらが調和を為すーー

 

タントラは言う

あなたは今現在のあなたのままでは雑沓だ

どこにもおかしいところがあるわけじゃない

ただ 中心を持っていないだけだ と

それが 一度中心を持てば

すべて整理がつくものだ

そして 何から何までビューティフルになる

「存在の詩」 バグワン・シュリ・ラジニーシ