あなたの内なる空
空のように ありつづけること
何が来ようと
何が起ころうと
染まらずにーー
あなたは
自分が染まっていると考えたとしても
それは ただの考えにすぎない
なぜなら
あなたの内なる空は
決して どんなものにもなりはしないのだから
春がくる
花が咲き
落ちてゆく
次は夏だ
こうして すべては絶え間なく変わり 変わり 変わりつづける
これがみな 空で起こるのだ
しかし 何ものも空を染めたりしない
空は 深いところで 離れたままだ
あらゆるところに臨在し
しかも 離れている
飢えがくる
そして満足ーー
夏がくる
そして冬ーー
よい時期
わるい日々
陶酔感
絶望の谷間
すべては往来し
彼は ひとりのものみでありつづける
彼はただ眺める
たくさんのものが 来ては去っていくだろう
どんなものとも同化されない
あたかも 自分が空であるかのように
世界を生きること
それを まさにあなたの
実存の“ ありざま ”にするのだ
「存在の詩」 バグワン・シュリ・ラジニーシ