それ自身のやすらぎへと還る
ダルマタというのは
あらゆるものが それ自身の根源的本性を持つという意味だ
もしもあなたが
あなたの内なる<すみか>にとどまるならば
すべては だんだんと
それぞれの自然な要素へと溶け去って行く
それを邪魔している張本人はあなただ
もし あなたがあなたの実存の内側に
アラヤに
内なる空に
その絶対の純潔にとどまっていたら……
ちょうど空と同じように
雲が往来し
なんの痕跡も残らない
行為が往来し
思考が往来し
たくさんのことが起こる
しかし 内側の奥深いところでは何ひとつ起こらない
もしゆったりと自然に
その内なる<すみか>にとどまっていたら
だんだんとあなたは
すべての要素がそれ自身の本性へと還って行くのがわかるだろう
肉体は五つの要素でできている
地はだんだんと地へ還り
空は空へ
火は火へーー
それは死んだときに起こることだ
あらゆる要素がそれ自身のやすらぎへと還る
ダルマタとは すべてのもの初源の本性のことだ
あなたがあなたの<すみか>に還る
そうしたら あらゆるものがそれ自身の<すみか>に還る
そうしたら もう何一つ混乱はない
世の中には
二つの生き方と 二つの死に方がある
ひとつは 誰もがやっているように生きることだ
あらゆるものとごっちゃに混ざり
内なる空など完全に忘れ去ってーー
それからもうひとつ
内側にやすらいで
初源要素の力が それ自身の道をとるのを許す生き方がある
「存在の詩」 バグワン・シュリ・ラジニーシ