全存在が進行している
実際 やるべきことなど何もないのだ
あなたに何をやるのを要求されているわけでもない
あなたに求められているのは
ただ単に ゆったりと自然に あなた自身でいて
ものごとの起こるのを許すことだけだ
全世界が あなたなどなくたって動いていく
川は海に流れ
星はめぐり
太陽は朝になれば昇る
季節は移ろい
樹々は成長し 花咲き 消え失せる
そうして<全体>はあなたなしに進んでゆく
あなたは自分をゆったりと自然にさせて
その<全体>といっしょに動いて行けないものだろうか?
ただあなた自身でありきって
ものごとの起こるのにまかせてごらん
何が起ころうともーー
何が起ころうと 無条件にだよ
良くても悪くても
不幸でも幸福でも
生でも死でも
何が起ころうと それを起こらしめるのだ
あなたは ただリラックスしていればいいのだ
全存在が進行している
それも完全無比に進行している
なぜあなたが自分のことで思い悩む?
どうか ちょっとリラックスしてごらん
ただリラックスだけで
あなたは<達成し得ざるもの>を達成する
あらゆる瞬間
あなたが何をしようと
あなたはその外にい続ける
どんな行為もあなたの<傷>になどならない
なり得ない
そして
一度リラックスしてこれを見抜いたら
もうあなたは何をするか
あるいは何をしないかなどに思い悩むことはない
そうしたら
ものごとにそれなりの進路を取らせてやるだけだ
そうしたら
あなたは 白雲のように漂う
どこへ行くでもなく
ただただその動きを楽しんでーー
さまようというそのこと自体がビューティフルだ
「存在の詩」 バグワン・シュリ・ラジニーシ