その不完全さこそ完全だ
あらゆる人間は
その あるべき姿なのだ
あらゆる人間は
生まれながらの王者だ
何ひとつ欠けてはいない
あなたに 改善の必要なんかない
あなたを改善しようとする人たちは
あなたを破滅させる人たちだ
自分を改善することなんて
誰にも許すことはない
実際のところ
あなたが不完全に見えるのは
あなたが不完全だからではなく
あなたが 成長しつつある完全だからだ
我々が<完全>と言うときには
成長の最後のところまできたものを言う
だが そんな<完全>は死んだものだ
もし それが成長できなかったら
そんな<完全>は死んでいるのだ
神は 成長しつづける
私はあなた方に言いたい
不完全で 成長しつづけなさい
それが生というものだからだ
完全であろうとなんかしないこと
さもなければ あなたは成長を止めてしまうだろう
そうしたら あなたは仏像のようになってしまう
石ころだ
いくら仏像でも それは死んでいる
成長しつづける というこの現象のせいで
あなたは 完全を 不完全と感じる
それは そのままにしておきなさい
あるがままのそれを許しなさい
これが 王者の道だ
「存在の詩」 バグワン・シュリ・ラジニーシ